会社員、公務員、大学生、子どもなどなど、アートに関心がある人も、良くわからないという人も、アーティストになりきって街を観察するという「なりきり散歩」を実施しました。
服飾デザイナーは、道端の草花の色に目を凝らし、イメージをふくらませる。
キュレーターは、銅像を「包装紙でくるんでみようかな」とたくらむ。
声楽家は、廃屋となった企業宿舎を使って「ベランダごとに歌手を配置して合唱させよう」と計画する。
陶芸家の頭には、自分専用の焼き窯のイメージが、公園の空きスペースにできあがっている。
「なりきってくれるかな?」という運営側の心配をよそに、参加者のみなさんはゲーム感覚で楽しんでくれたようです。